人生を成功させるための大切な習慣『凡事徹底』とは?

この記事では、誰にでも出来るけど人には出来ないほど一生懸命する、『凡事徹底』(ぼんじてってい)について解説します。

しげたろう
自分自身の人生を良くするためにみんな頑張っています。
ですが中々うまくいかないものです。凡事徹底は自分に出来る事や誰にでも出来る事から始まる行動の実践です。
人生で成功をおさめたい方はぜひこの考え方を学んでみてください。

凡事徹底とは?

凡事徹底(ぼんじてってい)とは、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎さんが伝えている大切な考えかたです。

 

凡事徹底(ぼんじてってい)とは…

当たり前のことを当たり前に行い、当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命やり続けることです。

「なんでもないような当り前のことを徹底的に行うこと。または、当り前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語」(実用日本語表現辞典より)

 

しげたろう
当たり前の事を一生懸命取り組み、やり続ける事。これは実際に始める事は出来るのですが、継続できるかどうか。まさに自分との戦いですね。
しかし、継続は力なりと言います。毎日の積み重ねは大きな成果になるのは間違いありません。

当たり前の事をするのは、当たり前ですが実際に凡事徹底が出来ているかと問われると、自信をもってYESと答えられる人は少ないのではないでしょうか??

凡事徹底を行うのは個人であろうが、組織であろうが成長や改革を実践する時に大事なことです。

 

「出来ていない当たり前はないか?」

「当たり前にしているけども平凡にしたままで、徹底を欠いていることはないか?」

 

この「当たり前」に磨きをかけ、非凡に徹する事。

 

・継続は力なり

・石の上にも三年いれば暖まる

・桃栗三年柿八年

 

私たちはすでに成功法則を知っているのです。

あとは実践する事で自分の人生を、関わる人を変えていく事が出来るのです。

 

凡事徹底とは誰にでも出来る事です。

ただ、その一生懸命を気まぐれの様にするのではく、ずっと継続する事が重要です。

成功するかしないかは自分自身が続けるか、やめるか。

 

その2択の中で続けることを諦めない事です。

 

誰かとの争いではなく、自分自身との戦いを継続する事で大業を成し遂げられるのです。

続いて、この凡事徹底を広めた鍵山秀三郎さんがどんな人なのかご紹介します。

 

鍵山秀三郎さんはどんな人?

鍵山秀三郎(かぎやまひでさぶろう)さんは株式会社ローヤル(イエローハットの前身)を立ち上げ、現在のイエローハットを一代で築き上げた創業者です。

ゼロから一部上場企業まで率いた鍵山さんの成功の秘訣は平凡を非凡に努める『凡事徹底』です。

 

鍵山秀三郎(かぎやまひでさぶろう・1933年8月18日)

創業時からずっと続けている掃除が世間の評判となり、掃除運動が内外に広がった。

現在のNPO法人 日本を美しくする会 の提唱者であり、相談役。

 

鍵山秀三郎の凡事徹底

鍵山さんは1953年(昭和28年)に自動車部品販売店に入る。

しかし、当時の自動車業界は職場や社員も含め、全体が荒々しく乱れており、鍵山さんの就職したお店も同じでした。

 

一般ユーザーの来店などほぼなく期待も出来なかった。就職した会社で環境を変えなければと思い、自分が出来るトイレ掃除から始めた。

 

すると、

「余計な事をするな!」

と馬鹿にされ、ののしられ、いじめにあう。

 

しかし鍵山さんは黙々と続けた。トイレだけでなく、掃除が出来る所はどんどんきれいにしていった。

 

すると職場や店舗がきれいになり、不思議な事に従業員のモラルも向上した。そして、一般のお客様を始め客層が良くなってきた。

 

当時の自動車業界は、客の足元をみるような商売もあった。

雪が降り、客がタイヤチェーンに困れば、タイヤチェーンの価格を10倍、20倍にするなどの不透明な販売方法が主流であった。

 

しかし、鍵山さんは業界の姿勢に反発し、自分自身の理想の会社を作るため1961年に独立。イエローハット前身であるローヤルを立ち上げた。

 

当時、高度成長期で人手不足だった。

深刻な人手不足のため、自動車業界へ来るの人達は渡り鳥的なあらくれ者が多かった。

 

鍵山さんはそうした社員の心を穏やかにしたいと考え、自ら態度で示す方法としてトイレ掃除を始めた。

平日の掃除は業務時間外の深夜か早朝。夜中に泥棒と間違えられ警察が来たこともあった。

 

日曜には家族4人総出で洗車を行い、会社をきれいにもした。

 

それでも社員は変わらず、

『あてつけがましいなぁ』

と批判された。

 

しかし、鍵山さんはそうした批判や愚痴にめげずに続けた。

 

すると12年が経ったころに社員が自発的に掃除や洗車を始めるようになった。

そして掃除をする社員が増えていく。

 

すこしずつ、すこしずつ自発的に掃除をする社員が増えてきた。

 

そしてそれから10年後。ほとんどの社員が早朝から洗車をし、会社のまわりや道路の清掃を始め、「掃除をするよい会社だ」との評判が立つ。

社員の清掃活動はさらに広がり、会社から半径2.5㎞の道路や公園のごみ拾いに始まり清掃を行った。

 

たくさんのごみを10種類以上を細かく分類し資源ごみにした。

そして、ごみ専用倉庫を作り、企業収益の一部を社会へ還元する動きにまで発展。

この経験から鍵山さんは『凡事徹底』を提唱し、「物を整理し掃除することは頭を掃除することでもあり、ムダや汚れに気づくようになる」と清掃の大切さを説きました。

 

そして鍵山さんの活動をきっかけに1991年(平成3年)には、鍵山さんと賛同者35名による「日本を美しくする会」が発足されました。

掃除実践隊である「掃除に学ぶ会」はその後、全国122か所のほか、中国、台湾、ブラジル、ニューヨークなど海外にまで広がっています。

 

現在ではマスメディアの取材も多く話題に事欠きません。

 

鍵山さんのエピソード

この記事を書いている僕も一度、鍵山さんの講演を拝聴し、一度お会いしました。

鍵山さんは穏やかで慎ましく、大人しい性格をしておりましたが、お話のなかで心の中では情熱の炎が燃え上がっており熱い人なのが伝わってきました。

そんな鍵山さんのエピソードです。

①暴走族の若者

鍵山さんがトイレ掃除をする際には必ず素手で行います。

それは素手が最も合理的に便器を磨き上げられるからです。どろどろのに汚れた部分も、汚水も一度触ってしまえば、驚くことにウソの様に躊躇は消えます。

広島では暴走族の若者を前にトイレ掃除が出来ない場面で、「なんだ、勇気ないな」と呟いた。

すると負けず嫌いの彼らは競って茶色く汚れた便器を掴み、ピカピカになるまで磨きだしたそうです。

 

②ホテルの備品はつかわない

鍵山さんはホテルに泊まる時に歯ブラシやタオルなど備品は一切使いません。

自分で洗面用具一式は持参し、備品は使いません。普段の生活でもリサイクルを実践しており、なるべくゴミが出ない様にしています。

はがき用のボールペンは1本のみ持ち、替え芯を使うようにしている。

 

③他の人に腹が立ってもあまり態度に出さない

鍵山さんは穏やかにお話をされていても、納得がいかない事や、悔しい事も人一倍気にするそうです。

その時に普通にしていても、心の中では嵐になっているそうです。

自分の心の中で自分の感情と戦っているのだとおっしゃっていました。

 

凡事徹底を詳しく知るために

凡事徹底を知るためには鍵山秀三郎さんの著書『凡事徹底』を繰り返し読むのが一番です。

また毎日目につくところに『凡事徹底』、もしくは目標を掲げ常に凡事徹底が出来ているか?自問自答しましょう。

他にもグッズなどもあり、身につけるのも面白いかも知れません。

凡事徹底Tシャツ

Tシャツトリニティというサイトで凡事徹底Tシャツが販売されています。

 

 

以上、人生を成功させるための大切な習慣『凡事徹底』とは?でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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