【大興奮】憧れの生ハムの原木を買ってみた

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この記事では生ハムの原木の魅力をお伝えします。下記の項目に当てはまる方にお役に立てる情報となります。

この記事は
 こんな方にオススメ!
・生ハムの原木に興味がある方

・生ハムの原木をこれから購入を考えている方

・生ハムの原木の手入れ・カットの仕方が知りたい方

お肉の美味しさが詰まった生ハム。

 

美味しいですよね~!

 

生ハムが大好きすぎて

 

ついに、

ついに、

生ハムの原木

買っちゃいました~!

実際に我が家に生ハムの原木がやってきた様子や流れ、感想などをお伝えします。

 

生ハムの原木とは

原木と言っても、生ハムの原木生ハムの様に食べられる木ではありません。

なぜ原木って言うのでしょうか?

定説は不明ですが木材の原木に似ているからだと思われます。

 

生ハムの原木とは

生ハム原木 一般的(かつ本来的)なハムと同様に、骨付きの豚もも肉を薫製加工し生ハムであるが、スライスはせずに骨付きの肉塊の状態で販売されているもの。

… こそぎ落とすようにして少しずつ食べる方法が、生ハム原木の一般的な食べ方といえる。

なお「原木」は元々は伐採した状態の加工前の木材を意味する語。

「生ハム原木(なまハムげんぼく)」の意味や使い方 Weblio辞書

 

実際に購入した生ハムの原木はこんな感じです。

豚の足が生々しく、物凄いインパクトです!

なんか、木のこん棒にも見えますね(笑)

 

ちなみに下記の写真がGoogleで「生ハム 原木」と画像検索で出てきた絵です。

 

こちらはGoogleで『木材 原木』と画像検索したものです。生ハムの原木、確かに木の原木にも見えますね。

ちなみに、余談ですが

生ハムは

生肉ではありません。

 

・ハムが加熱処理

・生ハムは非加熱

この区別をするために「生ハム」と呼ばれているんですね。

生ハムは保存食で、豚のもも肉を調味料、保存料等と一緒に塩漬けした後、乾燥と熟成をしたものです。

 

ん~!

勉強になります。

 

生ハムの原木の入手方法

生ハムの原木はヤフーショッピングで購入。

お得な5のつく日に購入しました。

 

購入したのはオトナのおつかい屋の生ハムの原木

生ハムの原木の種類はハモン・セラーノという物を購入しました。

生ハムの原木を固定設置する生ハムホルダー生ハム用ナイフがセットになっているものを購入しました。

商品名:生ハムの原木 ハモンセラーノ 12ヶ月熟成 6.5-8.5kg 送料無料 生ハムホルダーと生ハムナイフ付き ボナーリア スペイン産

オトナのおつかい屋の生ハムの原木より参照

 

実際に届くと大きい!

重量もかなりあり、8kg位はあります。

 

箱を開封して、中身を取り出す。

ズッシリと重い。

 

嬉しさのあまりに調子にのって変なポーズ♪

 

生ハムが大好きなうちの子ども達も大喜び!

「生ハム食べたーい!」

「大きく切ってー!」

「いっぱい切って~!」

と大いに盛り上がりました。

ちなみに今回購入した生ハムの原木ハモン・セラーノといい、世界三大生ハムのひとつと言われるそうです。

 

世界三大生ハムとは

世界の生ハムには「世界三大生ハム」をはじめ、多種多様な種類があり味や風味がそれぞれ違います。

この世界三大生ハムを紹介しましょう。

 

①ハモン・セラーノ【西: Jamón Serrano】

スペインで作られる生ハム。今回購入したのがコチラです。

スペインでは年間3000万本(前脚含む)以上の生ハムが生産され、そのうちハモン・セラーノが約90%近くを占めます。

【ハモン】とは特に熟成したハムをさし、【セラーノ】は「山の」という意味です。

このハモン・セラーノは、スペインの山岳地帯で育てられた主に改良種の白豚の後脚から作られます。

塩漬けにした白豚の後ろ脚の肉を蹄(ひづめ)をつけたまま山岳地帯の寒冷な空気の中で9ヶ月以上の長期間の間、吊るして乾燥・熟成されます。

ハモン・セラーノは鮮やかなピンク色でやわらかい食感と塩味、独特の風味が特徴。

アンダルシア地方の「ハブーコ村」「トレベス村」のものが有名です。
アラゴンのテルエル産、グラナダのトレベレス(スペイン語版)産などが有名。

スペインでは市場やスーパーマッケートではハモン・セラーノなどをはじめとする生ハムの原木がまるごと吊り下がっている光景を目の当たりに出来るます。

酒場のカウンターには台に載せられた生ハムの原木がよく目につきます。

日本人にとってのマグロと同様にスペインの人々にとっては生ハムは特別な食材といえるでしょう。

 

②プロシュート・ディ・パルマ【伊: Prosciutto di Parma】

イタリアのパルマ地区で作られる生ハム。

イタリア語の【プロシュガーレ 乾燥させる】という言葉が語源になっています。

パルマ地区特有の冷涼な気候と昼夜の寒暖差、そしてティレニア海からアペニン山脈を超えて吹き降ろす風。

この独自の気候の中で豚のもも肉を塩漬けしたものを吊るして乾燥熟成させる事でプロシュート・ディ・パルマの独特な味わい深い生ハムを作り出します。

 

③金華ハム【金華火腿(きんか かたい、拼音: Jīnhuá huǒtuǐ ヂンホア フオトェイ)】

中国の浙江省金華地区で作られている生ハム。

金華豚と呼ばれる頭部と臀部が黒く他は白い両頭烏猪の優良品種が使用されます。

肉質が硬く塩味が強いので、そのまま食べることはなく料理の材料として活用されています。

 

生ハムの原木は意外と手間暇がかかる

さっそく届いた

生ハムの原木を食べよう!

 

…と思ったら食べられません。

 

皆さん、気を付けてください。

生ハムの原木は

すぐに食べられないのです。

 

悲しい事に

 

待てっ!

と言われた子犬の様に、

 

食べたいのを我慢しなければ

ならないのです。

 

知らなかったのですが、生ハムの原木は届いてすぐに食べられません。

 

届いた生ハムを部屋に置いて1日かけて常温に馴染ませます。

そして生ハムの原木をきれいに磨き、そして外気にさらしてさらに1日、馴染ませます。

 

いやいや、そんなの

聞いてない。

 

子ども達も食べたそうにしている。

僕も食べたくてたまらない。

 

どうしてくれるんだ!

 

で、流れを下記にまとめました。

 

生ハムの原木の食べる方法

①生ハムの原木を室温に馴染ませる
原木到着日(24時間)、生ハムの大敵である結露を防ぐための処置です。

②生ハムの原木を磨く
表面のカビや脂、ほこりなどの汚れを拭き取り清潔にします。(30~60分)

③外気に晒して馴染ませる
1日ほど外気にさらして馴染ませます。

④カット&スライス
表面の脂肪のかたまり、皮を取り除き、中の肉を薄くスライスします。

⑤保存
切り口が乾燥しない様にカットした脂(脂肪分)を乗せて布をかけます。

僕は大人なので口には出しませんでしたが、心で密かに思ったことを正直にここに記します。

 

え?ナニコレ?

めんどくせー。

 

高いお金を払ったのに

ここでなぜ作業?

めんどくせー。

 

そんなのいいから

とにかく、

食・べ・た・い。

参照元:とある大人の心

大人ですから、密かに心に留めておきます。

 

①生ハムの原木を室温に馴染ませる

届いた生ハムの箱。

 

意外と大きい。図ってみると80㎝近く幅がありました。

 

箱の中身はこんな感じ。

生ハムの原木と生ハムをセットする台の生ハムホルダーセットと、生ハムの原木のスタートアップガイドが入っていました。

詳しく解説されてあり、初心者の僕も一安心。

と、同時に生ハムの原木が

すぐに食べられない現実を知り、

テンションダウン!!

生ハムの原木を見て見ると少し結露が出ています。

このまま開封するとカビや生ハムの原木の劣化の原因になるので、24時間、常温に馴染ませるため寝かせます。

 

この時、遠足の前日の小学生の様に

待ち遠しかったのは内緒です。

 

生ハムの原木の台作り

生ハムの原木を常温に馴染ませまる間に生ハムの原木を置く台を作ります。

 

この台、

生ハムホルダー

と言います。

カッコイイ名前ですね。

 

箱の中に入っていたのはこんな感じです。

 

部品は最小限なので説明書なしで出来るレベルですね。

 

ふむふむ、こんな感じに仕上がるのかー。

生ハムの原木の台の大きさはH35㎝×W37.5㎝×D16.5cmとなります。

 

ここをこーして、こうなるんだ。

ふむふむ。

 

ここはネジで固定します。

 

この部分もネジで固定。

 

出来上がり!

あとは生ハムの原木をのせるだけ!

早く、生ハムの原木を食べたいな~!

 

②生ハムの原木を磨く

ついに24時間以上たち、生ハムの原木を磨く時が来ました!

 

脂やカビなどの汚れが机につかない様に、

机の汚れが生ハムの原木につかない様に、

新聞紙を何重にも敷いて、その上にビニールを広げました。

 

その上に生ハムの原木を置いて作業開始です!

使う道具は

・オリーブオイル

・キッチンペーパー

この2点です。

 

生ハムの原木の表面をキッチンペーパーにオリーブオイルをつけて磨きます。

 

原木の重さ、大きさもあり、原木を磨くのは意外と重労働です。

 

オリーブオイルで磨いていくと肉の表面についたカビや汚れ、

脂の白い部分が少しずつ取れてきます。

この磨いている部分は苦労した部分です。

 

肉の脂がねちゃねちゃして中々取れません。

何度も磨きます。

 

キッチンペーパーを何度か変えながらオリーブオイルで磨きます。

ん?

コレ、

意外と楽しいやん!!

やっていると、コツもつかめてきて楽しくなってきます。

 

大分キレイになってきました。

初めてなのでどこまですればいいのか分からない。(笑)

念のためここからももうひと頑張りします。

 

生ハムの原木の白い部分が取れてきて大分お肉の部分が見えてきました。

開封時に比べ、きれいになってきました。

 

片面が大体出来たので反対面にします。

原木が重くてひっくり返すのも一苦労♪

(でも、この重たさが嬉しい)

ニヤニヤしながら

「よいしょ~!!」

ひっくり返しました。

 

ワイワイしながら、あーだこーだ言いながら盛り上がります。

生ハムの原木の準備が

楽しくなってきちゃった~!!

 

こちらからの見た目はきれいでゴージャス!

もう、かぶりつきたくなる!

 

これ何でしょうか??

何やらオシャレな刻印。

 

一通り磨き終え、生ハムホルダーにセット!

 

裏面はこんな感じ。

最初より大分キレイになりました。

 

こちらが表面。

台に載せて見栄えもかなりゴージャス!

 

③外気に晒して馴染ませる

生ハムの原木のお手入れ完了!

生ハムの原木が出来上がりました!

 

どうでしょうか??

この存在感。

 

どーーーーん!!

 

違う角度から。

 

豚の足先が生々しい。

 

裏面。

この台に固定する時には台座の太いネジを豚の足に突き刺して固定します。

写真で見て頂くと貫通しているのが分かると思います。

このネジの固定には意外と力がいります。

一度、固定したものの見た目のバランスが悪く再度固定しなおしました。

その為に、足に穴の跡が。。。(笑)

ネジを刺している横の白っぽくなっている部分がその穴です。

 

ちょいと斜め上から撮影。

 

肉の裏面の下部。

ここら辺は脂身みたいなのがデロンデロンとなっています。

(この部分は食べないのでそのままにしました。)

 

この磨き終えた生ハムの原木を1日ほど外気にさらして馴染ませます。

 

この時、誕生日が近づいた小学生の様に

待ち遠しかったのは内緒です。

 

④カット&スライス

最初に表面の脂肪のかたまり、皮を取り除きます。

 

そして中の可食部の肉を薄くスライスします。

この時に脂身もつけてスライスすると

生ハムの美味しさが引き出されます。

 

薄くスライスするのには慣れとコツがいるので難しいです。

 

ナイフで少し切り込みを入れ、切り口を持ち上げるようにしながらナイフをスライドさせて動かし、スライスしていきます。

切るというよりはナイフを滑らせて生ハムを剥ぐようにスライスするのがコツです。

※下記で紹介するYouTubeのビデオで分かりやすく解説されています。

 

ナイフの切れ味はとてもよいのでケガをしない様に気をつけましょう。

実際、生ハム用のナイフで3回、指や手を怪我しました。

 

プロがカットしている動画がYouTubeでUPされているのを紹介しますので参考にしてみてください。

生ハムの原木をプロがカットしている様子です。一般家庭や小規模パーティで生ハムの原木を保存する場合、最初に切り落とした脂身部分を保存用に残しておきます。

スペイン産生ハム原木
(ハモンイベリコ)のカットの仕方


SACHIO TAMURAチャンネル 生ハム・ワイン・チーズ・グルミートの直輸入直販グルメソムリエ

※YouTubeより参照

 

こちらは生ハムの原木のカッティング方法を分かりやすく解説された動画です。

Aプライスの生ハムの原木のカッティング・お手入れ方法です。最後のラップ保管方法は一般家庭ではあまりおすすめできません。

ハモンセラーノ・ハモンイベリコのカッティング方法

A-プライスチャンネル

※YouTubeより参照

 

こちらの動画は生ハムの原木を楽しく食べる様子がよく分かるのでぜひ、ご覧ください。

生ハムの原木の初体験のPARASTICAのメンバー。

ワイワイ楽しく生ハムの原木をスライスして食べております。生ハムの原木がパーティで盛り上がる様子がよく分かる動画です。

PARASTICA 【1万円】生ハム原木を購入して爆食!!【大量】

PARASTICAチャンネル

※YouTubeより参照

 

⑤保存

切り口が乾燥しない様にカットした脂(脂肪分)を乗せて清潔な布をかけます。

切り出した脂身や皮は保管で使えるので捨てずに置いておくと重宝します。

ちなみに余分な脂身は料理にも使えます。

 

生ハムの原木をスライスしおわった部分に脂身をのせるところです。

 

こうやって、のせます。この時に脂身を大きく切っておくといい感じになります。小さく切り出し過ぎたので、ぐちゃぐちゃな感じになってしまいました。

 

しかし、圧倒的な存在感。


最後の方はこんな感じになってきます。

切りにくくなったら固定金具で生ハムの原木の固定位置を変えると切りやすくなります。

最後はさすがに切りにくいので骨から切り出して保管します。

この時にとっておいた脂身や皮でくるんでやると保管出来ます。

 

生ハムの外側・黄色い所は食べられるのか?実験

気になったので実験。

通常、生ハムの原木の外側は食べません。

切り分けて中身を食べるのですが、ホントに外側は食べられないのか?

 

で、食べてみました。

 

ん?

 

ま、不味い・・・。

 

生ハムの原木の外側の部分、

黄色く変色した部分を食べると

 

唇や口の中、舌がピリピリしました。

 

そのままで食べると不味くて、やっぱりおすすめできません。

黄色く変色した部分は脂が酸化した所です。

せっかくの生ハムの原木ですから、酸化部分はきれいに取り除いて美味しく食べましょう。

で、食べられる所も手入れしないと酸化して食べられなくなるので、オリーブオイルや脂身の油でしっかり手入れして生ハムの原木が美味しく食べれるように保存しましょう。

 

生ハムの原木を買ってみての感想

結局、買ってみてどうだったかの感想です。

・良かったところ

いつでも手軽に美味しい生ハムを食べられる。

見た目がゴージャス、そしてリッチな気分。

生ハムの切り分け方や部位ごとで風味を変えて楽しめる。

市販の生ハムとは違った美味しさを堪能できる。

届いてからの事前準備が楽しい。

知人・友人が来た時に喜んでもらえる。

・悪かった点

届いてからの事前準備が大変。

実際には食べられる部分が少ない。
※生ハムの原木の可食部は一般的に55%と言われる。それでも市販の生ハムよりコスパは良い。

切り分けるのがめんどくさい。
※最初は嬉しい楽しい大好き♪飽きてくるとめんどくさい。

肉の塊が部屋の場所を取る。

見た目が人によっては嫌悪感を感じる。
※豚の足ですからね、最初はビックリしますw

部屋が高温になるとにおう。

生ハムの原木は生ハムの量に対してコスパは良いのですが、それなりに立派な値段がします。

安いものでも1万円台~なのでそれに見合った価値はあるのかどうか。

 

生ハムの原木を買ってみて

思うことは、良いも悪いも含めて

いい経験になるし、

なにより楽しくて、美味しい!

 

長期間楽しめるので

生ハムの原木は

購入した価値以上の

価値があります。

 

ホント、サイコーでした!

 

ちなみに、僕の大好きなGigazineでも生ハムの原木の体験記事があります。

詳しく書かれている記事は参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

生ハム食べ放題を実現するため生ハム原木を買って食べまくってみました

 

以上、【大興奮】憧れの生ハムの原木を買ってみたでした。皆さんも是非、生ハムの原木を楽しんでみてはいかがでしょうか??

 

この記事で面白かった、興味が沸いたという方は、

高温多湿の日本で生ハムの常温保存は可能なのか?を試した記事、

生ハムの原木の保管は真夏でも大丈夫なのか試してみた

こちらもご覧ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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