世界中の人々が日常的に利用するインターネット。今では動画を見たり、欲しい商品を注文したり、電話やメッセージのやり取りなど色んな事がインターネットで出来るようになり生活の一部となりました。そのインターネットで情報を検索する時に使用するのが検索エンジンです。この記事ではその検索エンジンにスポットを当ててひも解いていきます。
検索エンジンとは!?
まず、検索エンジンとは何でしょうか?
普段インターネットで欲しい情報を調べるときに重宝してますが改めて何?って聞かれると答えられないものです。Wikipediaによると検索エンジンは下記の様に説明されています。
検索エンジン (けんさくエンジン、英語: search engine) 検索エンジンは、狭義にはインターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)を検索する機能およびそのプログラム。インターネットの普及初期には、検索としての機能のみを提供していたウェブサイトそのものを検索エンジンと呼んだが、現在では様々なサービスが加わったポータルサイト化が進んだため、検索をサービスの一つとして提供するウェブサイトを単に検索サイトと呼ぶことはなくなっている。 広義には、インターネットに限定せず情報を検索するシステム全般を含む。狭義の検索エンジンは、ロボット型検索エンジン、ディレクトリ型検索エンジン、メタ検索エンジンなどに分類される。広義の検索エンジンとしては、ある特定のウェブサイト内に登録されているテキスト情報の全文検索機能を備えたソフトウェア(全文検索システム)等がある。検索エンジンは、検索窓と呼ばれるボックスにキーワードを入力して検索をかけるもので、全文検索が可能なものと不可能なものとがある。 検索サイトを一般に「検索エンジン」と呼ぶことはあるが、厳密には検索サイト自体は検索エンジンでない。 |
難しい用語が多くて分かりづらいのですが、上記の様に検索エンジンはインターネットで情報を検索する上で必要な検索システムを備えた機能の事です。そのおかげで気になるキーワードを元に検索をし見たいページを見る事が出来ます。また検索エンジンにも種類があり用途によって使い分けられております。
検索エンジンに関して検索する側がメインです。しかしホームページやブログを運営する運営者にとっては検索エンジンにいかに検索されるかがポイントとなります。検索される様に対策する事をSEO対策と言います。SEO対策をする事で色んな人にホームページやブログを見て貰えるようになります。
『 検索エンジンのトレンド・急上昇ワードが分かるサイト 』で取り上げた検索エンジンの検索回数や検索対象ホームページは膨大でその中でいかに検索エンジンに検索されるかがホームページ制作の要となります。
検索エンジンの歴史
検索エンジンは1994年に誕生しました。インターネットの普及の要ともなった検索エンジンの歴史をひも解いていきましょう。
検索エンジンのはじまり
検索エンジンの始まりはさかのぼる事1994年。当時スタンフォード大学のジェリー・ヤンとデビッド・ファイロが熱心に開発していたのがYahoo!です。そして検索エンジンのはしりとなりました。ディレクトリ型の検索エンジンYahoo!は人手でウェブ上のページを収集してまとめていき体系的に整理していました。このシステムのおかげでインターネットが使いやすい物となり、インターネット普及に一役買いました。
1997年頃からWWW(World Wide Web)の爆発的な拡大に伴って、infoseekやgooに代表されるロボット型検索エンジンが人気を集め始めました。ディレクトリ型のみであったYahoo!のウェブディレクトリのニーズが急速に減少しましたがロボット型検索エンジンにgooを採用するなど展開を見せ新たに台頭する検索エンジンとの群雄割拠の時代になりました。
Googleの台頭
Googleが1998年に稼動させたGoogle検索は従来の検索エンジンがポータルサイト化へと進む流れに逆行していました。独創的な検索技術に特化しバナー広告等を排除したシンプルな画面で使いやすく徐々に普及していきました。2000年にYahoo!のロボット型検索エンジンに採用されたことにより、さらに急速に普及し人気を集めました。そしてウェブページ検索の世界シェアのトップに躍り出ました。そして日本では「ググる」というネットスラングもこの頃生まれました。
※ググるとは … GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用して調べる事
この画像は1998年のGoogleが頭角を現しだした頃のサイトです。
この状況に危機感を募らせたYahoo!は、2004年にロボット型検索エンジンを独自技術Yahoo!Search Technology (YST)(Yahoo!が買収したInktomiとAltaVista、Overture等の技術を統合した)に切り替えました。同じく2004年、GoogleやYahoo!のエンジンに匹敵すると言われるTeomaを利用した検索エンジン、Ask Jeeves(現・Ask.com)が「Ask.jp」として検索サービスを開始しました。2005年ではオーストラリアで誕生したMooterが日本に進出し、検索サービスを開始しました。(現在は検索システムはありません)
検索エンジンの多様化
検索という行為が一般化するにつれて、各種目的別に多様化した検索エンジンが現れるようになりました。
・ブログの情報に特化した検索 … Technorati(テクノラティ)・blogWatcher(ブログウォッチャー)など ・商品情報の検索に特化した商品検索サイト … オンラインショッピング ・ ショッピングモールなど ・サイトの見た目で検索 … MARSFLAG(マーズフラッグ) ・その他新たな検索エンジン … 音楽検索・動画検索・ファイル検索・アップローダ検索など |
また、検索エンジンでは判断できない抽象的な条件などでの検索を人手に求めた、OKWave(オウケイウェイヴ)や人力検索はてななどの「人力検索」「ナレッジコミュニティ」と呼ばれるサービスも登場してきました。近年増加しているのが携帯電話や携帯型ゲーム機のウェブサイトが検索です。GoogleやYahoo!をはじめとする携帯向けのモバイル検索サイトが登場しています。
対応端末の多様化
ソフトバンク・Yahoo! JAPANがボーダフォンを買収し、KDDIがGoogleと提携するなど携帯電話やモバイルでの分野では検索エンジンのシェア争いが過熱しています。今まではモバイル検索分野は長い間公式サイトがユーザーの囲い込みを行っていたために注目されることはありませんでした。世界的なモバイル機器の普及によりモバイル端末からの検索の割合がどんどん高まっています。
主要な検索エンジン
実はYahoo!もグーグルの検索システムを取り入れてますので検索結果はGoogleと同じになります。好みでトップページをGoogleかYahoo!にするかを選んでもいいですね。
その①Google
最も多く利用されている検索エンジンです。シンプルなページ構成で中央に検索窓があります。Googleを製作した会社、Google LLC(グーグル)は、インターネット関連のサービスと製品に特化したアメリカの多国籍テクノロジー企業です。事業は検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウェア、ハードウェア関連を手掛けています。
その②Yahoo!
Yahoo!JAPANはヤフー株式会社が運営するポータルサイトです。一目でわかる天気予報やヤフオクを始め多くのサービスがすぐにアクセス出来て利便性の高いサイトとなっております。
その③bing
Bing(ビング)は、Microsoftが提供する検索エンジンです。「意思決定エンジン」というコンセプトを掲げており、他の検索エンジンとの差別化を図ってます。(旧名称:MSN サーチ、Windows Live サーチ、Live サーチなど)
現在はグーグルが世界的にシェアを握っていますが、今後新たな技術や素晴らしい発想の検索システムが生れてくるでしょう。まだまだ進化を続けるインターネットの世界の今後の発展が楽しみですね。