命をもてあそぶ特撮ヒーロー『レッドマン』

 この記事では怪獣を滅多刺しにし、崖から突き落す残酷極まりない特撮ヒーロー、『レッドマン』について紹介します。

 

 この作品はかなり異色作。

 本編のストーリーが無く、1話も5分と短く、唐突に『レッドファイト』の掛け声とともにレッドマンが怪獣に襲いかかる。

 セリフは怪獣とレッドマンの戦う時の声と必殺技のみ。

 

 正義のヒーローという割に、おとなしい怪獣に一方的に襲いかかり通り魔的に倒してしまう謎の展開に??となるのだが、それがまた面白く笑えてしまう。

 怪獣を倒したあとにレッドアローを何度も突き刺したり、倒した怪獣を『レッドフォール!』と叫びながら崖から放り投げ、やりたい放題暴れている。

 まさに命をもてあそぶ特撮ヒーローなのである。

 

 それでは、そんな極悪非道の特撮ヒーロー、レッドマンについて紹介しましょう!

レッドマンとは!?

 レッドマンとは、正義のヒーロー『レッドマン』が怪獣を倒していく話。5分程度のショートストーリーの中に怪獣との戦いが凝縮された作品。

【レッドマン】
身長:42m
体重:3万t
出身地:レッド星雲レッド星
必殺技:レッドアロー、レッドナイフ、レッドフォール など
【レッドマン豆知識】

・「レッドマン」とは、放送開始から50年以上経つ『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の当初の企画名

・ウルトラマンのその名を譲り受けた正義の超人として誕生

・ストーリーを省き、極限までシンプルかつ奥の深い、ヒーローVS怪獣のバトルが魅力の痛快作

・1972年4月24日~10月3日まで、日本テレビ系の子供番組『おはよう!こどもショー』内で放送された特撮コーナーのドラマ

・円谷プロダクション制作

・放映時間は1回当たり5分間と短い

・月曜から土曜の朝7時30分頃 – 7時35分頃放送の1話完結型(94話から99話のみ連作)

・全138話

レッドマンは正義のヒーローなのである。

 

レッドマンの動画

 なんと、YouTubeのウルトラマン公式チャンネルでレッドマンを見る事が出来ます。動画が見れることにウルトラマン公式チャンネルに感謝です!

『レッドマン』 第1話 -ダークロン登場-

 このレッドマンはレッド星雲のレッド星からやってきた平和を愛する戦士。身長42メートル、体重3万トン。ツッコミどこを探しながら見て欲しい。

第一話から斜め上にブッ飛んだ展開に爆笑

 レッドマンは42m。そして怪獣と戦うのは不思議と超巨大な草木が生える草原だったり、超巨大な森林や田園、超巨大竹林などがある所。
 正義のヒーローなのだが、無意味に自然破壊を繰り返し、怪獣たちに一方的に襲いかかるなど奇行を繰り返す。

 更には倒した後は走って逃げ去ったりともう滅茶苦茶。

 そのため、ついた異名が「赤い通り魔」。ファンからは親しみを込めて言われている。

 個人的にレッドマンをけなす様になるが、作品のクオリティが低い部分を評価している。このB級感がたまらなく良く、実際のところはツッコミどころが面白いのだ。
 第一話の動画でも、レッドマンは登場したとたん、怪しい太極拳をはじめその後、なぜがハイテンションで『レッドナイフ』と叫びながら木を意味もなく切りつけ、草原を焼き払う自然破壊行為に及ぶ。
 きっと、怪獣はこれを見て激怒したに違いない。
 もう謎過ぎる展開に怪獣との戦いを見守るのだが、戦いが地味で泥臭く見ていられない。ある種のリアルを追求したのか?
 しかもカメラワークが悪くレッドマンと怪獣がフレームアウトしたり、アップになりすぎたり。
怪獣との地味な泥臭い戦いを繰り広げる。
 怪獣を普通のキック倒すのだが、レッドマンはレッドアローという武器を出しトドメを刺そうとする。
 と思いきやどこかへ走り去り、岩にレッドアローを突き立て爆破する謎の行動をとる。もうイミがワカラナイ。

 しかもレッドアローって言っているけど、弓じゃなくてそれ、槍でしょってツッコミどこが多すぎて笑うしかない。

 

 低コストの予算で時間もない中で作られた作品だから仕方がないのかもしれないが、その雑さやツッコミどころのB級感が愛おしくも感じる。

 ウルトラマン公式チャンネルでは他のレッドマンのエピソードも公開されているので是非、見て楽しんでみてほしい。

 

 以上、命をもてあそぶ特撮ヒーロー『レッドマン』でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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